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2021年11月06日

朝日中学校吹奏楽部のコンサート、1時間後でございます❗️

https://youtu.be/MeUGDkuyrkA








きゅうやうがみんしょらー
土曜日の夕方いかがお過ごしでしょうか。

 いよいよ、待ちに待った朝日中学校吹奏楽部の”全日本吹奏楽コンクール出場記念 報告演奏会” 1時間後に開演でございます。

オンラインはこちらのYouTubeからご視聴できます。奄美市にお住まいの方々は奄美市文化センターに是非お越しください。

私は4時間先の22:30pmのニュージーランドから観ます!  


Posted by AMAMINZ  at 17:33Comments(0)音楽

2021年10月28日

㊗️ 朝日中学校吹奏楽部 全国大会銀賞‼️ 報告演奏会のお知らせ  勝手に応援団 From New Zealand

よねやうがみんしょーらん。 世界自然遺産登録、大島高校野球部県大会優勝、そして、朝日中学校吹奏楽部全国大会出場。島の財産は県、九州、日本、世界の宝です。皆で守りたい、大切にしたい、継承したいものが奄美から一気に表出した2021年ですね。

 朝日中学校吹奏楽部 全国大会 銀賞、おめでとうございます!!!
 10月23日土曜日、ニュージーランドのお昼1時過ぎに朝日新聞のオンライン配信で本番の演奏を拝聴いたしました。デジタル機器や通信技術の進歩にこれほど感謝したことはありません。まるで会場で聴いている錯覚を覚えるほど、リアルに演奏を聴くことができました。隣で聴いていた主人は、最後は涙目で拍手を送っていました。私は懐かしい制服を見ますと、どうしても自分が中に入って演奏している気持ちになってしまいました。学生のうちは全国大会の夢に届かなかったものの、後輩たちが大舞台で堂々と演奏する姿を見て本当に誇らしく感じました。13人の大アンサンブル。どの学校の奏者よりも、自分の音楽に責任を果たした朝日中学校吹奏楽部の生徒さんが一番輝いていました。

 漢字「銀」の「艮」は変わらないという意味で、「銀」とは錆びない金属を意味するという説があります。今回の賞は、『銀』の方がフレッシュで常に前向きな気がします。「ベスト選曲賞」「ベストソリスト賞」「ベスト木管賞(パーカッション、金管賞、他それぞれのパートごとの賞)」「ベスト指揮賞」「審査員特別賞」「ベスト観客賞」などなど、金銀銅の他にも賞があっても良いのではなど、考えました。(実際、ニュージーランドの全国大会は賞の垣根を超えて、各団体や個人、パートの優れた点を評価するシステムがあります)このコロナ禍で、県大会から全国大会を目ざした一人ひとりの皆さんが主役です。

 さて、全国大会の感動が再び、保護者の方から素敵な招待状をいただきました。「全日本吹奏楽コンクール出場記念 報告演奏会」11月6日土曜日 奄美文化センターで18:30開演で開催されます。
 私は、夜22:30にテレビの前で観させていただきますね。せっかくですから、ニュージーランドや世界の吹奏楽ファンや学校、団体の皆さんや友人にもお知らせして楽しんでもらおうと思います。
 私が子どもの頃、やはり文化センターで素晴らしい演奏に触れたり、奏者を目にする機会が多くあったことが、今の人生に大きな影響を与えています。当時、そのような企画をしてくださった市の教育委員会に深く感謝申し上げます。幼いお子さんや小中学生は是非会場やオンラインで全国レベルの演奏や真摯に演奏をする島の子たちを観て聴いて頂き、心のひだに音楽の素晴らしさを感じる機会に触れることを願っています。

感動は収まりませんが、こちらに保護者の方から頂いたご案内を掲載させて頂きますね。☺️












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Posted by AMAMINZ  at 20:19Comments(0)

2021年09月14日

祝 朝日中学校吹奏楽部 全国大会出場❗️勝手に応援団 From New Zealand




きゅうやうがみんしょーらー
皆さまお変わりありませんか。朝夕、空気が柔らかくなり、桜のつぼみがこの日を待ち侘びていたように一つ二つと開きはじめています。
只今、ニュージーランドのオークランドは8月半ばからロックダウン中です。明けない夜はない、と、穏やな生活を心がけているところです。

そんな中、心躍る感動のニュースが舞い込んできました。「後輩たちが頑張っていますよ」と母や中学の先輩、友人のメッセージとともに、懐かしい制服と笑顔いっぱいの新聞記事が送られて来ました。母校の朝日中学校吹奏楽部が14人で全国大会に出場するという嬉しい知らせでした。31年前に仲間と共に立ち上げた吹奏楽部が、保護者の方々や先生方、そして一生懸命に練習して音楽を作ってきた全ての生徒の皆さんの思いや時間の結晶が実を結んだように思います。

後輩達を何とか応援したいと思っていましたところ、先輩からインスタグラムで寄付を募っているとの情報をいただきました。早速、同じく吹奏楽部だった妹にも声をかけ、家族にも募金を募りました。今時、とても便利な海外送金システムがあり、妹経由で私たち夫婦で寄付をさせていただきました。出来るだけ多くの皆様にもご協力ご支援をお願いしたいと思い、保護者の方に許可を得てブログでシェアさせていただきました。島からの遠征は本当に苦労が伴います。舞台に立つ生徒さん達や先生、演奏に必要な楽器が安心安全に移動できますよう、また、ステージの上で平常心で生徒さんらしい演奏ができますよう、皆様の温かいご支援を賜りたく存じます。(詳細は写真でご紹介します。)

やれば できる 朝日の子、 切磋琢磨。 小中学校で毎日毎日目にしてきた言葉です。きっと吹奏楽部の皆さんも朝日魂を胸に、素晴らしい演奏を披露してくれることを祈ってやみません。地域の子、島の子は宝です。私もそうやって育てていただきました。遠くからではありますが、勝手ながら応援団活動をさせていただきます!

大変な状況の中にありましても音楽が皆さまの心を温めて癒しますよう、いつも願っています。‍♀️✨










☆花ちゃん ハイ ファイブ ‘’キバレー‘’






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Posted by AMAMINZ  at 11:49Comments(0)音楽

2021年08月18日

NZ便り: ロックダウン再び

よねやうがみんしょーらー。夏休みも残すところ2週間程でしょうか。こちらは、アラレが降り注ぐ冬の雨音をBGMに数度目のロックダウンの1日目を過ごしています。デルタ株は感染力が強いというので1人の陽性者で即ロックダウン。さらに陽性者が確認され、医療従事者や学校の教職員(学校は2800人近くのマンモス高校)という事で、最高レベルの4。一週間の予定ですが、長引くこと間違いなしです。ここは落ち着いて行動するしかありません。


(クライストチャーチ行きの上空から)

夕食時は、”NHK World”という海外在住者や外国人向けサイトの番組でホームシックをしのぐのが日課です。今夜はなんと...加計呂麻島と古仁屋のライフライン、海上タクシーの待合を72時間取材する番組を発見!是非観てみてくださいな。島の訛り、人々の優しさ溢れる交流、そして画面いっぱいに広がる緑のグラデーションと蒼い海...もう、懐かしすぎます。

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/4026160/

前回のブログ更新から随分時間が経ちました。あれよあれよという間に時間が経ち、もう8月中旬。4月から振りかえってみますね。

4月...うっかり、初プロモーションビデオ撮影参加….
“Tomomi 久しぶり!元気にしてる?ちょっと、連絡先教えてー”
2年ぶりなのに、軽めのノリで連絡くれたホルン吹きのエマ。こういう仕事の連絡は、大抵、音源収録のような短い時間で済むので、軽さに乗ってokを出しました。程なくして、マークさんというデレクターと思しき方から連絡が来て、Crowdedhouse(クラウディッドハウス)の新曲のプロモーションビデオ撮影だから、と。NZのアーティストのことなど無知な私は、脳内翻訳機能が「クラウディッド=満員のハウス=家」とはじき出すままに解釈。あー、密な場所での撮影ね、と当日を迎えました。何と何と...ニールさんというボーカリスト本人が「急にごめんねー、今日はよろしく頼むよー」クラクラクラァ...シマクラチョコ...と古いギャグを呟きながら非現実さに目眩を感じつつ撮影に参加しました。これは、予想と違う...と顔面蒼白のまま渡された衣装は、自転車競技のユニフォームにヘルメット!このいでたちにコーヒーカップ片手に午前中3時間ほど撮影。午後からようやくバリトンサックスを持ち中盤から後半の撮影。これも何度も何度も納得いくまで取り直し。監督さんとカメラマンとのガチンコが結構な熱量で繰り広げられ、ニールとバンド仲間はひたすら素直に支持に従っていました。この撮影、いつ終わるんだと思っていたら、ニールの”I can not do this anymore...”(俺はこれ以上できないよ)と疲れ果てた一言と、ドサッと椅子に座り込んだ瞬間に、勝手を知ったスタッフがザザーッと撤収を始めたのが合図でした。帰る前に、あのクタクタのニールが”今日は本当に助かったよ”とハグまで...私などにまで丁寧に深々とお礼を言われるのです。彼が人気の理由は、皆味方になりたくなる、謙虚さです。

こちら、リリースされた作品です。私はどこにいるでしょうか...。
https://youtu.be/HRzk3sWMxAg


(格好だけ 競輪選手です)

5月...オークランドフィルハーモニア教育部門の仕事が続きましたが、市内の高校の吹奏楽合宿に指導者として参加する機会もありました。場所が2時間近くかかる海辺にあり、時速100km走行の上、途中集中豪雨に見舞われワイパーをフルスピードで働かせ、精神力の半分をすり減らしての到着でした。
気を取り直し、早速指導に入ろうかとすると、顧問の先生がサクソフォン以外の木管楽器へ私を誘い”いつもと違う観点からご指導願います”と言うではないですか!キウイ柄の派手な靴下を履いた個性豊かなファゴットの男子生徒、8人くらいいるのに皆揃って非常に大人しいクラリネット群、更に輪をかけて大人しいフルートの妖精さんたち...オーボエは2人いても蚊の鳴くような音、この2人はランチの後に夕飯は何か考えている上の空な表情...。はて...どうしたものかと10秒考え、皆で準備体操から始め、Woodwind(木製の風)つまり、空気のコントロール方法から表現をしてみることにしました。段々と音楽に表情ができ、物語が浮かび上がりました。時間はいくらあっても足りないものです。あとは、生徒さん達で身体の使い方や息の準備の方法を考えてみるようにお伝えしました。
帰り道は、美味しいチーズ屋さんに寄り道して自分にご褒美をたんまり買いこみました。

6月...トリオのテイストコンサートをパパっと段取りしてやっちゃいました。新しい作品を正式に演奏する前に、フルート奏者のクレアのスタジオで地元の音楽ファンの方々を呼んでお酒やおつまみ付きのフランクなコンサートをします。その際、率直な感想を聴き、本番の最終調整をします。ベースフルートという低い音のフルートとテナーサクソフォンの組み合わせが合うかどうか。オペラの編曲はどうか。リハーサルでもヒヤヒヤでしたが、お客さんの反応は上々で、面白い音楽が作れそうです。

(隙間時間で動物愛護協会SPCAの募金活動)

このような実験的な試みは、他のアーティストもやっている事を知りました。同じ職場でサモア人のピアノの先生が Solemio(サモア系NZオペラグループ
https://www.sol3mio.com/)の1人モーゼスさんとデュオでコンサートを開くというので行ってみました。どの曲もオリジナルで、人の声が建物の隅々のみならず聴衆の耳や心に届くのかと感動しました。実はピアノ譜はなくコードのみと、ピアニストがコンサート後に汗だくで話してくれました。会場はオークランド博物館の一階エントランスホール。変わった形態のコンサートも新鮮でした。自分の作品をお客さんがどう受け取るのか、それを試すチャンスに奏者として、また客として経験できた充実の六月でした。

(モーゼスさんと。皆さんに挨拶されて凄く謙虚なジェントルマンです。)

7月 クライストチャーチにあるカンタベリー大学の作曲学科の皆さんを対象にオンラインワークショップを開催しました。楽器の音色、特色、技術、曲の分析。8月9日には実際に大学に行って学生さんが作った曲を演奏してみたり、コンサートを催したりします。詳細は8月コーナーに追記します。

月末に吹奏楽の祭典、ネーピア(ティッシュで有名な)で行われました。前年はロックダウンで開催されなかったので、今年はどの団体も熱が入っていました。そこに追い討ちをかけるようにハプニングが!霧が出て飛行機の便に乱れが生じ、とんぼ帰りした奏者が続出・・・私は急遽借り出され、舞台の上で初見演奏...こんなことって...間髪入れずサクソフォン協会の四重奏を結果発表前の時間にさせて頂きました。一曲は琉球ファンタジーという安里やゆんたをアレンジした日本の曲で大変盛り上がりました。翌朝、6時間の道のりを皆でワイワイ言いながら帰り、昔懐かしいコンクールの後を思い出しました。


(生徒さんが撮ってくれた写真。盛り上がりました!)

8月...2011年の大地震から未だ復興作業が終わらない所にカンタベリー大学の音楽科があります。そんな雪の舞うクライストチャーチで、熱心な作曲家の卵達がスケッチ(短い曲のアイデア)を描き出し、それを私たちが演奏させていただくというワークショップを催しました。グラフィックスコアと呼ばれる絵のような楽譜や、自然や動物の動きを表現した曲、旅先の港のイメージを表現しタイムトラベルのように感じられる曲等、新しい感覚の世界が体験できました。夜はコンサートも行い、先週末はフル稼働の数日間を過ごしました。

(曲を発表してくれた代表の学生さんたちと)

前回までのロックダウンは落ち込んだ気分もありましたが、今回はじっくり練習したり食事を丁寧に作るのに時間を使うつもりです。主人が”Konmari method”という近藤まりえさんの番組を観せて、遠回しに私に掃除を促している気もします。レッスンがオンラインで続くので中々忙しいのです。一週間、花ちゃんと三人の生活を大事にしていきますね。

☆今日の花ちゃん

夜9時の定位置。

☆友達の子、トフィー
フルート奏者クレアの子。洗濯機を愛してやまない1歳児。

  


Posted by AMAMINZ  at 20:57Comments(0)音楽イベントお便り

2021年03月06日

NZ便り:地震津波ロックダウン

よねやうがみんしょらー
奄美とオークランドが大体同じ天気と気温になっています。今年は月下美人の花がよく咲き、今も二つ蕾をつけています。庭のラベンダー植木を間を通ったのでしょう、定時21時、膝まくら時間に愛猫はなちゃんが天然フレグランスを香らせています。


(ダニーデン: ラーナック城)

昨日は早朝からマグニチュード8の地震、そして昼下がりまで津波警報の行方を探るという日でした。幸い大事には至りませんでした。ご心配いただいた皆様、ご連絡をくださった方々、ご丁寧にありがとうございます。どうぞご安心下さい、私は眠りが深すぎるせいか微動だに感じませんでした。万が一に備え、警報に気づくよう控えめに眠りたいと思います。
10年前のNZの地震の後は日本でも起きることがありますので、どうか何事も起きませんようにと祈るばかりです。



(クライストチャーチ大聖堂と大胆なユーモアプランター)


昨日は、地震も心配でしたが、数人のコロナ陽性者が出たため2月28日から都市封鎖中でレベル3(不要不急の外出禁止)から2(制限ありで外出可)に下がるかの発表のある日でした。都市封鎖し、多くのテストを実施したにも関わらず今日まで感染者は0。予定通り明日からはレベル2に下がり、制限はありますが通常に近い生活ができます。学校のキャンプ、市マラソン大会、ヨットの国際レースなど急にキャンセルになり、メディアでは主催者や参加者の悲壮な表情が映し出されました。確かにNZ政府はよくやっていますが、ロックダウン措置で人々の生活を止めてしまうやり方から新しい対策の道を模索する時期にあると感じています。私たちには皆、大なり小なり命を燃やして日々心も体も動かしています。ウィルスも怖い、集団感染はもっとコントロールできない、だから一気に止める方が安心というのも理解できます。今回も含め最近のオークランドの傾向はクラスターが発生してもかなり早い段階で食い止め、今回は市中感染者ゼロが毎日続きました。手洗いや消毒、公共機関でのマスク着用義務、また QRコードで訪ねた場所の把握が徹底されていることが証明されたはずです。まだ世界的には予断が許されない状況ですが、パンデミックスタートから一年経った今、もっと人間の尊厳に関わる心を大切に扱うことや日常生活、経済活動に目を向けた対策を講じるよう舵を切り替えて欲しいです。

そう私が切に願うのは、2月12日から23日までNZ南島のツアー中に起きたロックダウンで、正解なき問題に直面したからです。



もう2度も延期になったツアーがやっと始まると、ポーランド人ピアニスト・ガブリエラとNZ人フルート奏者クレアとサクソフォン担当の私三人、武者震いしながら南島南端の街インバカーギルに降り立ちました。公開リハーサルなどで地元の方々との交流を楽しみ、いざ翌日からコンサート...







(サウスランドウーメンズクラブの歴史あるピアノと会員の皆様。何から何までエレガント。

そこへ、お馴染みの首相会見が!!やめて、今だけはー!!はい、オークランドは都市封鎖、他の地域は2。私たちのツアーはリタイヤメントビレッジという高齢者が暮らす施設が主だった為、レベル2でも外部からの訪問を禁止する措置を取ります。久しぶりの生演奏を楽しみにしていた方々から、大変残念との声を聴いたり、工夫してコンサートすべきだとの意見も聴きました。(この方々は会社に直談判してコンサートをリクエストしたそうです)
14日バレンタインデー朝一番の会社からの電話は、それぞれの家に帰るようにとのこと。まず、正直者のガブリエラは怒りを露わにし、そして顔が能面のようになり口をきかなくなりました。電話を受けたリーダークレアは、私たち一人一人の考えを聞いたら折り返し連絡すると一旦切り、3度目のキャンセルを受け入れるのか、何か新しいアイデアがないかと話し始めました。七転び八起きは上等と啖呵を切った私は、たしか、政府が助成金を給付すると会見で聞いたこと、都市封鎖は3日のみということに目をつけ交渉を依頼しました。(自分では一切やらない無責任な私。英語が込み入る為、お任せした方がいいと腹をくくっています)
コンサートが出来るまで移動を続け、政府の発表を待って再開のタイミングを伺い、キャンセルになったコンサートや費用はwage subsidy(ロックダウンに伴う給付金)で申請して下さいと伝えました。会社側は「急なことだから、皆さんが希望するようにして良いですよ」と返事をいただくことができました。まだ能面顔でへの字口のため息さんのガブリエラを、どうにかして元気づけないと。私たちは街で人気のカフェに出向き、美味しいコーヒーと甘いお菓子をとりあえず食べました。あっという間にニッコリ。昔よく、母がコーヒーやお茶、お茶菓子や漬物を棚に備蓄していた理由がよく分かりました。女性はこれさえあれば上手くいくんです。今更ながら感心です。何があるか分からない道中。私はスーパーマーケットに行き甘いお菓子や果物を袋いっぱい買い込み、個性溢れる仲間との旅を明るくしようと努めました。何百回も心の中でバゲバードー(ああ、もー!)と感嘆しながら3日後の政府の発表まで、せっかくなので観光して待つことにしました。


南島南端の街インバカーギルの港。街中バイクだらけ。バイクのお祭りがあったようです。ベンペーン、パパパラパー...耳がジリジリ。


最南端地点。南極点まで...近いのかな?岩場にアシカが見られました。


ダニーデンの世界一急な坂。いい運動でした。





ラーナック城。カフェもゴージャス。



クライストチャーチのボタニックガーデン。薔薇園が満開。

結局、4つのコンサートがキャンセルになりましたが、残る8つのコンサートは無事に成し遂げることができました。

コンサートを楽しみにしていたのは私たちだけではありません。長い間外出を制限され、ようやくライブ音楽に触れた観客の方々のお顔は、それはそれはピカピカしていらっしゃいました。中には3箇所も連続で足を運んで下さった方々もいて、「まだまだ追っかけたいけど庭と旦那の世話しなきゃね」と少女のように笑って名残惜しそうに帰っていきました。中には涙を浮かべて「私たち年をとった者の為に、一生懸命演奏してくれてありがとう。また来て」とおっしゃる方も。普段、尊重されていないと感じることがおありなのでしょうか。私たちでよければいつでも伺います!

週末にはクライストチャーチのアカロアという町のアートギャラリーで演奏会をいたしました。私がNZに来て依頼、大変お世話になっている義母の友人夫妻をお招きしました。ご主人が末期の癌と宣告され、抗がん剤治療が良く効いていると話ていました。延期になって心配しましたが、元気にお二人で来てくださり、真心増量で演奏させていただきました。近くの海岸で舟漕ぎ大会が行われ、ヤンヤヤンヤとマイク放送が。奇跡的にコンサート寸前に止み、事なきを得ました。


アカロアの海辺。舟漕ぎ大会中。空の雲がたなびいています。


元気になったデイビッドおじさんと、いつも明るいキャロルおばさん。
もともと電力発電所だったギャラリー。






ホテルの部屋からの夕日。地震から10年。空だけは変わらない美しさ。

3月22日はクライストチャーチで起きた大地震の10年記念慰霊式が行われていました。日中、私たちはコンサートがありましたが、夕方まだ改築中の大聖堂へ行ってみました。街のシンボルとして凛と立つ教会は夕陽に後押しされ未来に向かって希望を含んだ表情をして頼もしく感じました。復興はまだまだ続きますが、ユーモアと明るさで新生クライストチャーチの誕生を楽しみに待ちたいと思います。


長かったツアーも馴染み深いネルソンで終わりを迎えました。ドラマクイーン気のあるクレアが血相変えて「手違いでピアノがないの!私たちは二人組でピアノは要らないという情報がいったみたい!」ドラマのカラクリを熟知している私は、確認作業にメスを入れました。「以前確かにピアノはあると確認の連絡があったよね。ピアノはあるけど、演奏会場にはない、だから移動させればいい、そういうことよね。まだ時間あるからすぐやってもらえばいいじゃない。」「それは、私の問題じゃない。ただ移動してもらうだけ。」あの能面ガブリエラが、トラブルに強くなった瞬間でした。クレアは残念ながらガブリエラの怒る顔を見て笑えませんでしたが、コンサートはツアーの最後にふさわしい出来で拍手喝采スタンディングオベーションで幕を閉じました。主人の母ジュディや近所の方々、休暇のたびにお世話になっている日本人のお友達も来てくださり、私も安心感で満たされていました。


ネルソンのシンボル、キャセドラル。


演奏前と演奏後。



名残惜しいことに、いつものように語らいの時間はありません。空港のチェックイン、レンタカー返却時間が差し迫っています。私は音楽からスーツケースの重力勝負モードにシフトし、手荷物とのバランス計算に必死でした。無事に間に合い、お互い旅を振り返る間もなく各々の街に帰りました。しばらく、演奏体制になろうと体が熱くなります。熱の冷めやらぬうちに次のツアーミーティング。バゲバードーバゲバードー!カシマシトリオ、もう姉妹のようで楽しい旅でした。ロックダウンの間に8つのコンサートを成し遂げられたことは良い財産になりました。

いつか日本に帰国できる日が来たら、三人で島に参りたいです。早くお互いの国と全世界が安心して行き来できますように...。

★今日のはなちゃん

朝日を拝む。

  


Posted by AMAMINZ  at 20:27Comments(0)ニュージーランド文化

2021年01月02日

ニュージーランドより新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。2020年は大変な一年でした。2021年は丑年ですからモーモーと愚痴らず、ウシッシーと何ごとも笑い飛ばして参ります。


(山歩き中に出会ったシダの新芽koru。マオリ文化で成長するという意味で、成長・再生・調和などを意味しています。)

ニュージーランドは、国民一丸となって市中感染者ゼロを維持しています。首相の呼びかけ、保健省コマーシャルによる予防啓発、Q Rコードシステム導入による感染経路確認等、徹底されています。公共交通機関はマスク着用必須で、例外を除いて違反者は罰金を支払います。根が真面目な国民性。小さな国の大きな偉業です。

2020年、皆さんは何か得たものはありますか。私は七転び八起きしつつ、こんなことを学びました。

* 一歩踏み込んだ会話をはじめる、デジタルコミュニケーションを積極的に使う:
身近な人だからこそ会話を丁寧にしようと思うようになりました。最近主人とは、腹を割ってオープンに家の購入に伴う価値観の話し合いをしたり、優先順位を洗い出したりしました。ちなみに、主人の優先事項は、庭があること(草刈りができる、猫の花ちゃんが伸び伸び駆け回れる、家庭菜園やガーデニングができる)だそうです。私は、休日には芸術的な刺激を受けたいので、コンサートや美術館などに歩いて行ける街中のマンションがいいとも考え始めました。(花ちゃんは、キャットタワーやおもちゃで工夫して内猫デビューを考えています。) まだ妥協点に達していませんが、両者押しつおされつ状態です。

仕事面では、コロナ時代は子育て応援隊長に徹し、まずはご両親のお気持ちに耳を傾けてじっくり話を聴くことを重点的に心がけます。生徒さんたちは、ご両親の応援に答えたくて一生懸命がんばります。本人たちの目標と合わせて、私の仕事が個々に対応するよう準備されていきます。特に都市封鎖でオンラインレッスンの際には知恵を絞りに絞りました。どうしても画面上とスピーカー越しの授業だと細やかさに欠けてしまいます。そこで毎回「宿題ムービー」をレッスンの終わりにパッと撮り、生徒さんが自分で練習できるようにしてみました所、大好評。さらに、生徒さん自ら演奏を録画して送ってくれるようになりました。通常レッスンに戻った今もこの習慣が続いています。


*気持ちの持ち方、人を責めない考え方
宴会したい人、外出せずにはいられない人、そういう行動をなかなか変えられない、時間がかかる人、いらっしゃいます。それもまた、難しくストレスに感じる人がいるのが世の中です。新しいコミュニケーションが比較的得意な人や、新しい商売の仕方、新しい学校行事の形など、提案する場があったらいいですね。

また、用心に用心を重ねる慎重派の人は本当にお辛いと思います。私もその一人で、外出可能になって、再び大勢の中で演奏する(つまり呼吸する)ことに恐怖を感じました。そのせいで喉が締まる感じがあり咳き込んだり、また咳も抑えたり。必死に平常心を装い仕事をしました。その経験から、そう感じても仕方ない、と他の人の恐怖心も受け止めてようと思いました。
こんな時代でもしなやかに生き抜く方法、''New Normal''(新しい標準)を一緒に考えて参りましょう。ニュージーランドでは''Be kind(優しく)“という言葉をモットーに自分にも他者にも思いやりを持ちましょうと呼びかけています。こんな時代です、1人ではありません。私も皆さんも辛いことを経験しているはずなので、それを認めていけたらと思います。

今、旅先で書いていますが、このあたりでタイプする親指を止めることにします。明日はやっと自宅に戻れます。キャットホテルへ花ちゃんを迎えに行きます。そして、今年こそは正月料理を作ります!2021年の日常に戻りますが、奄美の皆さま、日本、世界の皆さまのご健康と穏やかな日々を祈ってやみません。

☆ ブラトモミ 〜back to the nature〜
NZクリスマスツリー、この夏 真紅の 
ポフツカワ






ユニークな地形のゴールデンベイ 太古に海底が隆起したようで、水に削られた岩肌が地上の森に出現しています。地下に鍾乳洞もあり、山口の秋吉台に似ています。





羊の大移動に遭遇。足止め20分。羊毛もこもこ暑そうです。


奄美の森と瓜二つ  
大陸移動でNZと奄美は引き離された説は強いです。と、勝手に私は思っています。本当に懐かしく感じる風景です。


☆Back to the old age 過去へタイムスリップ

18世紀末からある村唯一のお店。アンティークな品々や郵便局、カフェまで併設されています。よろずや、と言った感じです。



今、今、いつも今。 ユーモアあふれる時計。


電話交換機?でしょうか。義母が昔使ったと言っていました。ボタンに混乱します。


☆街角の猫


友だちの飼い猫、トラちゃん。どんなに時が経っても必ず駆け寄って来ます。この日、ネズミを取ってお礼いただきました。薔薇とトラちゃん。絵になります。  


Posted by AMAMINZ  at 20:38Comments(0)ふるさと

2020年10月26日

NZ便り:あれから一年


よねやうがみんしょーらー
皆さま、お変わりありませんか。色々と制限のあるご時世ですが、心だけはゆるゆると解放させたい今日この頃ですね。NZは、世界で初めて8時間労働が認められたことを祝う「Laber day (労働の日)」で祝日です。春爛漫というより初夏の予感がする1日でした。初秋の奄美と気温があまり変わらず、過ごしやすい気候です。

(先週の桜。NZでも春の風物詩です。)

奄美での里帰りコンサートから今日で一年が経ちました。今でも、準備から本番終了までの一瞬一瞬が鮮明に蘇ります。影に日向に応援してくださった皆様に対しまして、あらためて深く深く感謝申し上げます。

(あれから一年。舞台からは、皆さんのお顔はよく見えるんですよ。すごく親近感湧きました。あったかい演奏会でした!)

今年は3月下旬から全てのコンサートやツアーが中止、または延期になりました。オークランドでは突然二度目の都市封鎖が8月中ばにあり、さすがに虚無感や喪失感に苛まれましたが、音楽仲間同士で、まだまだ安全なニュージーランドで暮らし、命がある事に感謝しましょうと励まし合っています。
 最近は、大学の指揮科専攻の生徒さんの試験を手伝っています。実際のコンサート形式で吹奏楽の曲を1時間6曲演奏します。見渡せば、プロの方々も多く集まり、初回リハーサルで圧倒されました。皆繋がりがあり、同窓会のようです。限られた空間で過ごすことが多かったので、皆なんだかソワソワ距離を保っていましたが、それでも音だけは歓喜に満ちていました。本番が無事に迎えられるよう祈るばかりです。

 いつもと違う、または新しい生活様式の中で感じることや不思議な出会いを少しずつ綴っていきますね。今日は、久しぶりの旅行からいくつか写真付でご一緒に擬似トリップいたしましょう。

映画「ラストサムライ」の撮影地、ニュープリマスへ行ってまいりました。
まるで京都の竹林。


水が石段を滑り落ち、池に注ぐ中、夕暮れ間近の光が差し込んで幻想的でした。


昔の個人邸宅の庭(東京ドーム二個分はあろうかという広さ)を市が管理している観光地です。手入れの行き届いた素敵な場所でした。








富士山似の山、タラナキ山。まだ雪が残っていました。


お決まりの雪だるま。小さなお子さん連れのご家族が、後に通るのを見越してサプライズを用意してみました。案の定「スノーマン!」とキャッキャと笑う声が聞けました。



植物園内のカフェにて。どれにしようかな、天の神様の...って言っても迷うティーポット。


おまけ
定時に膝でくつろぐ花ちゃん。旅先から帰ると「どこいってたねよー」と言っている風の鳴き方をしています。


季節の変わり目、どうぞご自愛くださいね。  


Posted by AMAMINZ  at 21:07Comments(2)ふるさと

2020年07月29日

大高文化系部活動の生徒さんより 感謝•応援メッセージ!

島の皆さま、うがみんしょーら!ご無沙汰ばかりしておりますこと、お許しください。直面した事のない出来事の中で、私自身、家族や仲間たちと、いかにこの波を泳ぎ抜くか試行錯誤しています。七転八倒の度に局面打開し、新しい生き抜き方を編み出しつつあります。
  
  ニュージーランドは、若き女性リーダー、ジャシンダ=アーデーン首相のリーダーシップにより国民の生命や生活が守られています。今、最後に市中感染者が出てから88日経っています。日常の至るところに消毒液が設置されている事以外は、以前と全く変わらない普通の生活をしています。マスクやソーシャルディスタンスなしの生活、仕事が出来る喜び、友人や家族と会える幸せ等、当たり前の日々の有り難みを国民全体がひしひしと噛みしめている雰囲気に満ちています。

 そんなある日、去年、帰郷の際に吹奏楽部の皆さんにお話をさせて頂いたご縁で母校の現役高校生からメッセージと動画が届きました。

ひとたび動画を開けると何もかもが懐かし過ぎて、タイムトラベルに誘われた気分になりました。25年前、私の高3の夏は勉強は二の次で、文化祭やコンクールに向かってまっしぐらでした。もし、その機会が失われていたらと考えただけでも胸が押し潰される思いです。それでも希望を持って笑顔で前を向いている生徒さん達に、とても励まされました。そして、たちはばかる壁があれば、逞しくブレークスルーしていって欲しいと願わずにはいられません。この体験は、評価や競争を主とする大会やコンクールでは得られない、自分の想いを表現し人々に希望を与えるという芸術活動の真髄に触れられる貴重な機会です。皆さんが、がっかりしたり憤りを抱えることのないよう激励の言葉を贈りたいです。

こちらが、レモン1万個分以上に匹敵する心のビタミン剤、そして満面の笑顔や真心一杯の音色から癒しが溢れる動画です。是非ご視聴ください。(許可を取って掲載しています)
 
https://youtu.be/qxPjZJRVRBE

大高魂は何年経っても変わらず私に宿っております。私もビタミン一杯の音楽動画を、志を同じくする仲間達と作りました。「ああ、今日は辛い」「やる気がでない」という方に効用有りです。有り合わせの機材で一生懸命作りました。こちらもどうぞお楽しみください。

How Far I'll Go ’Moana’
https://youtu.be/eTxjzzkkrzA

You Raise me up
(ユーレイズミー アップ)
https://youtu.be/wY2DOZXP0JM

When You Wish Upon A Star (星に願いを)
https://youtu.be/c7vdLdm4ngQ

New Cinema Paradise (ニュー シネマ パラダイス)
https://youtu.be/QDAinZBLDIo

Radetzuky March
(ラデツキー行進曲)
https://youtu.be/7Yo9TXQzuo0

どうか徹底予防に努められ、大変な中でも明るくお過ごしください。遠くにおりましても、海の向こうの故郷の思ってやみません。

今日の花ちゃん

そこ、そこコッテルちばーー と気持ちよさげな花ちゃん。ロックダウン中から、やたら家にいる私を不思議に思っている様子でしたが、だいぶ彼女に躾けられ良き飼い主として扱って貰っております。

ゲスト

オレ様は、この世の王だと言わんばかりに天を仰ぐ蟷螂斬男氏。(カマキリ キリオ) 我が家の屋根からこんにちはと現れました。  


Posted by AMAMINZ  at 12:00Comments(0)ふるさと音楽

2019年12月30日

ニュージーランド便り 年の暮れ号



皆さま、年の瀬いかがお過ごしですか。私は、主人と義母がリビングでコメディ番組を見ながら爆笑しているのをBGMにこのブログを書いています。義父が他界したのは、丁度ラグビーワールドカップでオールブラックスが勝ち進んでいた時で、4年の年月が流れています。あれから毎年、最愛の旦那さんがいないクリスマスに人知れず泣いている義母の声を早朝や夜中に聞こえてきて、いたたまれない気持ちでいます。
そこで私と主人が考え出したのが、就寝前の爆笑タイム。まさしく、ナチュラルキラー細胞の活性化と善玉の神経ペプチドを体内に流すべく、身心の健康を促進するのが狙いです。そうそう、この番組は英国のコメディアンが生真面目で厳格な父親と世界中を旅し、そのチグハグなやりとりを笑うというもの。今も手を叩きながら二人して臍で茶を沸かしています...私は、小学1年生の冬にサンタクロースから届いた「笑い袋」を思い出しつつニヤニヤしております。
早いもので、コンサートから2ヶ月が過ぎました。帰国後しばらくは炭火がチロチロと火を燻らせるがごとく、長々と「微熱」が続いておりました。12月上旬にあったこちらのコンサートの準備も手がつかず、なかなか切り替えが難しいほどでした。物凄い集中した数ヶ月を過ごしたせいか、ホリデーを欲している脳にエナジー補給中です。

今年の山はとにかく登り切りました。途中、準備不足を痛感したり、思い描いていた通りに進まなかったり、と反省点ばかり見当たりますが、本当に多くの皆さまの叱咤激励や力強いサポートがあって一つ一つのコンサートを歓喜のうちに終えることができました。面白いことに、私の母と義母が二人とも同じく声を揃えて「この私でも寝なかった」と言うのです。いつもは寝るんですね、オバちゃんは。...ふふふ、そう、それも企画の段階で誰も"寝かさない" をモットーにいつも工夫してきましたから。冗談はさておき、老若男女全て方々に楽しんでいただけたようで、それが今年の一番の収穫です。まだまだ不束者の私、襟を正して今後益々精進いたします!健康第一、笑顔で2020年も楽しまれてください。

★ 親孝行の旅

クジラウォッチングや伊勢海老で有名なカイコウラにて。毎日足腰を鍛えるために山歩き。ただ12月半ばはまだ天気が不安定。初日山に雪が...しかし、絶景でした!


アザラシも多いこの浜辺。本来なら近づきすぎてはいけませんが、なぜか通り道にノッタリ昼寝中の二頭。待ちました、交渉しました、あちらへお行きなさい、と。


毎日快晴。青空が眩しく、山登り後の癒しでした。


ラベンダー畑にて。


看板娘、撫でて欲しいと。




恒例のジャム作り。まだ漬物作りもやります!

潜ってもサンゴ礁も魚もいない海に入る、しかもつめったい水に体をつけるなんて、海水浴とは言わない...という理由でNZではほとんど泳ぎません。しかし!体温の高いkiwiたちは御構い無し!クリスマス後、ビーチは賑わっています。


★今日のはなちゃん
今頃ペットホテルでネコ会?中


...ゲスト :ベンソン君

クリスマスに飼い主のジェーンおばさんと遊びに来ました。可愛いスカーフに何やら書いてありますが...



  


Posted by AMAMINZ  at 19:56Comments(0)休日

2019年10月29日

コンサートの御礼



ちかま、やうがみんしょーらーん!また新しい一週間が始まりましたね。私は、姪っ子甥っ子への最後のオバ業を全うしております。昼寝体験は驚きの連続です。眠りにつくまで、一人芝居するあやちゃん。「お客さま〜、はい、順番です。お一人ずつどうぞー」店員さんをよく観察しています。空想の世界では何屋さんか知りませんが、だいぶ接客慣れした言い回し。「グーチョキパーで...、何作ろう〜右手がチョキで左手もチョキで...カニさん、カニさん!」何だ何だ〜?と私も考え、あーそうそう、カニさんね、と参加。普段敵同士なのに、この歌遊びDVDではだいぶ仲良しのアンパンマンとバイキンマン。何万回観ているかわからないまゆちゃん。「うー、あう〜」そんなファンタジー姉ちゃんたちに合わせてハミングする末っ子ケイタ君。構わずグースカ寝る肝っ玉母ちゃん。私には到底真似できない技です。コンサート後、待っていましたー!とばかりに乳母役や家事役のオンパレードですが、そんな何げない日常も今日までです。

御礼が大変遅くなりました。失礼をお許しください。10月26日土曜日のコンサート、おかげさまで歓喜の余韻をじんわりと残しつつ幕を閉じました。皆さまの温かいご支援の賜物あって成し遂げられたことです。また、お忙しい中ご来場下さったお一人お一人に、深く感謝申し上げます。コンサートは出演者と観衆の皆さま両方で雰囲気が作られます。終始和やかに楽しく、娘または姉、妹を見守るように耳を傾けてくださる奄美の皆さま。私は、いつも勝手にお客様を家族と思うようにして演奏します。コンサートでは、その気持ちが共鳴し、大船に乗って安心して演奏できました。いくら感謝しても仕切れません。共にチームとして音楽を作ってきた新元佳代先生と、「一生忘れない、特別な日になりましたね!」と語らいました。間違いなく同じ星から来た、と確信できるほど似たことの多い佳代さん。超ご多忙の中、限られた時間の中、常に前向きでチャレンジ精神旺盛にコンサート作りに共に邁進してくださいました。ニュージーランドに連れて帰りたい人材です。また、奄美に帰ってきましたら、このコンビでコンサートしたいです!本当に格好良く憧れる島の女性です。最後に、りゅうゆう館の職員の方々、ご後援くださいました教育委員会に厚く御礼申し上げます。
まだまだ、至らぬ点ばかりの私ではありますが奄美まるごと100%でまたニュージーランド、いえ、世界で音楽活動していきますので応援どうぞよろしくお願い申し上げます!



★ 影の立役者


風船の門、バルーンゲートで皆さまをお迎えして会場を華やかにしてくださったのは、ニコニコ会のマダム。才能豊かな方々に今回はたくさん支えていただきました。ニュージーランド旅行を思い出して笑いあったり、アイデアを出し合ったり...もうその雰囲気は、文化祭準備を楽しむ17歳の乙女のよう!ステキな入り口に大感謝です。ありがとうございました!

★ お花から懐かしさが...
色とりどりの花がコンサートにご来場下さいました。幼いころから私の成長を見守ってくださり我が子同然にいつも応援してくださる喜界島出身のキミコお姉様。朝日小学校吹奏楽部時代の友人や先輩の名前を見た時に、コンクール前のバザーを思い出しました。練習よりも、遊んだ記憶の方が鮮明に思い出されます。また、朝日会からも綺麗な花が届いてびっくりサプライズ!お花を贈ってくださった皆さま、感謝感激です。我が家は今お花畑です。ありがっさまりょーたー!



★ 嬉しい記事

南海日日新聞社から若い記者さんが来られていました。コンサート後、興奮冷めやらぬ私にご丁寧にインタビューしていただきありがとうございました!ドレス秘話も書いていただきました。カラーで掲載してくださって...大変恐縮しております。


★ 戸口郷友会へ

日曜日に龍郷の戸口郷友会にて、再びご来場いただいた皆様へ感謝の演奏をさせていただきました。母のふるさと、戸口。奄美一力強く、ユーモア溢れる皆さんだと確信しております。私の血はここから受け継がれています、間違いなく。
余興も泣き笑いいたしました。ありがさまりょーた!

  


Posted by AMAMINZ  at 04:41Comments(0)2019ファミリーコンサート

2019年10月25日

いよいよ明日はコンサート!

よねや、うがみんしょーらー!!今日は、秋晴れアッパレでした。窓の閉め忘れを気にせず外出できたのではないでしょうか。晴れ渡る空に、明日のコンサートもこの空でよろしゅうお頼み申しますーとお願いしておきました。



昨夜は、龍南中吹奏楽部の皆さんと短時間集中型のリハーサルを17時半までみっちり行い、帰宅ラッシュの車をかき分けて放送10分前に奄美FMへ滑り込みました。You've got a friend〜(ゆーがったーフレーンド)、と歌が流れて始まるあのコーナー、夕方フレンドのコーナーに出演させて頂きました!前半は、コンサートの曲目、曲の内容、NZの音楽活動などをお話し、後半は島の皆さんや子どもたちへのメッセージを、つい、熱く語ってしまいました。パーソナリティのランさん、上手に私の引き出しを開けて下さり、ありがっさまりょーた!



我らがアイドル、陽子ちゃん。NZに遊びに来ると!生中継、しましょ!




今朝は、龍南中1年生の音楽の授業にドッキリ登場しちゃいました。今、国民楽派について学習している関係で、今回コンサートで演奏するドボルザークの「家路」を新元先生と演奏しました。いつも少し違った先生の眼差しに生徒さんは、びっくりしていたように思います。その後、NZ民謡「ポカレカレ アナ」を意味を理解しながら一緒に歌いました。日本語と発音が似ているので、歌いやすそうでした。明日、会場で大合唱に参加してみませんか、とチャッカリ宣伝もして...。
そうそう、ラグビーブームの中、ハカを昼練までしている生徒さんもいるのだとか!見たかったのですが、恥ずかしがり屋さんなのでしょう、実現はしませんでした。でも、少しでも奄美とNZが繋がっているのなら、こんな嬉しいことはありません。



授業の最後にサプライズが!吹奏楽部の保護者の方からメッセージが...感謝感激の極みでございます!やる気ー1万ボルト!

夕方はまた龍南中に戻り、最後のリハーサルを行い、りゅうゆう館でピアノ'ガーシュイン君'と合わせました。今回、ピアノもご招待。このコンサートを縁の下から支えて下さる調律師さん。プロの仕事道具、ピアノの製作元など興味津々!









街のいたるところに見かけるポスターも、同級生で東京在住写真家の山田和幸に作成していただいました。本当に私の夢は多くの方々に支えられて明日を迎えます。出来るだけ多くの奄美の皆さまに感謝のコンサートを贈りたいと里帰りしました。明日、会場でお会いできるのを心より楽しみにしております。

☆ 旅の思い出

加計呂麻は実久の浜。家族でゲストハウス栄に滞在。バーベキューと夕暮れ...














  


Posted by AMAMINZ  at 21:30Comments(0)2019ファミリーコンサート

2019年10月24日

コンサートまで、あと2日

ちかま、うがみんしょうら。朝夕めっきり涼しくなりましたが、お風邪を召されている方が身近にちらほら。皆さまは大丈夫でしょうか。

今日は、奄美高校吹奏楽部の皆さんの合奏にお邪魔させていただきました。サックスパートの基礎練習を覗いたのですが、順序立てて練習し、きちんと振り返ってお互いに意見を出し合う雰囲気にとても懐かしく感じ感心いたしました。皆で成長する。これは個人主義の国だなかなかとうまくいきません。大人になった今でも、つい日本の文化で意見を言うと「どうせ私はうまくないよ!」と怒ったり、「意見は有り難いけど、別に頼んでない」と、ムスッたされたことも。でも、今の三重奏グループのTrioNiqueは日本大好きなので、私の練習方法をよろこんで認めてくれます。
後で先生に尋ねると、基礎練習は生徒さんが自主的にやっていて代々続くスタイルだそうです。益々感心いたしました。
文化祭で演奏する曲の合奏では、メロディーを担当する一人一人がキャラクターを出そうと工夫していたり、ノリの良い曲は奄美っ子らしく踊りたくなる雰囲気でした。中には初心者の生徒さんがいるとのことでしたが、よく練習してきたのが伝わってくるエネルギっしゅな演奏でした。
文化祭では10月26日土曜日14時過ぎの演奏です。是非奄美高校体育館へ行かれてください。....あら、なんということでしょう!私のコンサートと同じ時間帯!でも、若い皆さんも応援したいと思います。



そうそう、時折り父が卒業証書や資格取得の証書を見たいと言うので、本舗初公開で掲載いたします。



大学のはあっさりすっきりしたものです。トリニティ音楽院ロンドンは格式と威厳が漂っています。



来年はフェローシップ トリニティカレッジロンドンにチャレンジして大学院レベルを目指します。がんばれ、私!

これから週末にかけて秋晴れ本番です。お風邪を、召されている方は毛布1枚つけたしておやすみくださいね。

☆ ステキな帽子

主人が龍郷柄を大変気に入り、帽子をさがしましたが見つからないので、縫い物エキスパートのHideyoさんにお願いしましたら、アイデアが舞い降りてきたのだとか。 NZにすぐさま写真を送りましたら、大興奮で「Coooool!」と。素敵すぎる帽子、本当にありがとうございました!





☆ 旅の思い出
友人と上野駅集合が、京成上野駅と間違え急いで移動。そこへ、西郷さんがワンコと現れました。思わず一礼。その先の上野公園にさく彼岸花に蝶がひらり。都内でも自然が溢れていて癒されました。






  


Posted by AMAMINZ  at 08:42Comments(0)2019ファミリーコンサート

2019年10月22日

コンサートまで、あと4日

今日は即位の礼正殿の儀をテレビで拝見しておりました。粛々と厳かな儀式と美しい伝統的なお召し物に、すっかり心を奪われてしまいました。首相官邸ホームページによると令和とは「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているとのことです。私は、美しくとは純粋に、心を寄せ合うとは共感するということと理解しています。そして、文化が生まれ育つというのは、新しいことが発展していくということだと思います。遠い国に住んでいても、日本人として音楽を通して令和に生きてみようと思った一日でした。



今日は、母校の大島高校でお話と演奏ををさせていただきました。場所は、当時、文化祭のオーディションをした多目的ホール。当時は新築でペンキの香りが新しい建物でした。今は、たくさんの卒業生を送り出した貫禄が見えます。ドリカムバンドで演奏したな…と甘酸っぱい思い出がよみがえり、超特急タイムマシンで1995年にもどった気分です。


この言葉、演奏の真骨頂を表しています。


整然とした履物。もう、生徒さんの演奏がスリッパの並びから聴こえてきます。


あのころも眺めた景色。変わりません。

 今年は私が自分で決めた豊年祭と種蒔の年。これまで人知れず悩んだことや音楽の知識、また進路決定の話など後輩達に話す時が熟したのだと感激しています。七転び八起きは日常茶飯事で、そのたびに「いつかだれかに笑って話すため」と心の戸棚に閉まっておいたのを取り出してみました。そして、私が後輩達に一番言いたかったことは、自分がブランドになることです。自分のいいところ何だろうと問いかけて、発見して、自分しか作れない美味しい料理にして盛り付けもおいしそうにしたらいいのです。得意なことや才能で人を楽しませたり助けたりたりして、弱点は人に助けてもらえばいいのです。自分しかできないこと、大好きなことを突き詰めれば、他人と比べなくていし人の批判や心無い言動を物ともしない強さが生まれます。芸術や音楽に携わる人は人一倍優しく繊細ですが、自分でそれを保護することも大事ですし、くやしさや悲しみを上手に還元して、それを芸術活動の原動力にして欲しいと思います。

明日は、奄美高校へ。後輩の娘さんが吹奏楽に所属していることから、ご招待いただきました。どんな生徒さんたちに出会えてるのか、楽しみです。

我が家に帰ると横断幕が完成していました。その長さ、6m。一反もめんもびっくり!父よ、本当にサンキュー!




明日もステキな一日をお過ごしください。おやすみなさい。



☆ 春のNZから
桜が満開です。




☆ 旅の思い出

第2の故郷、大分の大分駅周辺ビル屋上に「鉄道神社」なるものが!萌えました!











  


Posted by AMAMINZ  at 22:10Comments(0)2019ファミリーコンサート

2019年10月20日

コンサートまで、あと6日

よねやうがみしょら。今朝はぐっと涼しくなりましたね。今朝は、巷で人気のパン屋さんのクロワッサンやクリームフランスパンが食卓に並びました。そこの島料理弁当も母の味っぽさが魅力的でした!島には他にも美味しいお店がたくさんあるとのこと。全部制覇したいのは山々ですが、コンサートが終わったら、エッサゴレ解禁します。今は、父特性の月桃やバンシロウ、ビワの葉のお茶でデトックスダイエット中。でも、私の大好きな和菓子を頂いたり、お赤飯を炊いてくださったり。魚介類を届けてくださった方まで...皆さんの御厚意は有り難くいただいております。



今日は金曜日の録音を編集し奄美FMに送りました。これはコンサートプログラムのダイジェスト版で、お土産屋さんにある試食...のような感じでお聴き下さいませ。機材はiPhoneとHokusai 2'という音楽編集アプリのみでございます。お聞きぐるしい雑音、お許しください。
https://drive.google.com/file/d/1EYgcaG6E8oMW0gCX7Z_odZWfuBDV0EsW/view?usp=drivesdk

今日は、このコンサートの宣伝のために御尽力くださっている方々に、心より感謝の意をお伝え申し上げます。人の集まるところでポスターを渡してくださった方、何枚も貼ってくださった方まで、また、ご家族ご友人を多く誘ってくださった方...。私のまだまだ知らないところで献身的に宣伝くださっている皆さま、どのように御礼を形にしても足りませんが、皆さまを想い舞台で精一杯真心の演奏をご用意いたします。また、この場を借りてポスターをデザインしてくれた東京在住奄美出身の写真家、山田和幸君にも感謝御礼申し上げ今後の益々のご活躍を期待したいと思います。

音楽があるから出会えた人々、驚くような巡り合わせに気づく素晴らしさをひしひしと感じます。日々、音楽を掘り下げる中で作曲家の声が聞こえてきます。楽器も毎日大事にして、調子を尋ねたりお手入れすると不調の時に必ず助けてくれるんです。また、楽器が歌い始めるんです。本番は私だけではなく、いつも側にある楽譜や楽器も表現しようとします。そんな特別な日を是非皆さんにも味わって頂きたいと準備する時間も最高に幸せです。

台風20号が発生しました。本土の被災地だけは影響がないようにと祈るばかりです。明日は月曜日。よい1週間をお過ごしくださいませ。

☆旅の思い出



ラグビーワールドカップを盛り上げる巨大モニュメント。駅には自国の伝統衣装を見にまとった応援団もちらほら。お祭り騒ぎでした!


15歳だった教え子がママに!なんだか母の気持ちでした。大分でハカを踊る真似をしてみました。

  


Posted by AMAMINZ  at 23:33Comments(0)2019ファミリーコンサート

2019年10月19日

コンサートまで、1週間

ちかまうがみんしょらー 昨日は晴れ間も広がり、洗濯物がちゃー乾きしましたね!今朝はクールダウンしています。今日はスポーツを楽しむ方も多いのでは。お空もきっと味方についてくれるはず!

 さて、来週の今日はコンサート当日。楽しみですが、この日を迎えてしまうと、NZへ帰り支度を始めなければなりません。もう少し、この一週間はするめを嚙むがごとく味わっていきたいと思います。



 昨夜は、コンサートプログラムの誤字脱字・バランス・言葉選び(日本語力筋肉の弱体化の恐れあり!)を入念にしているうちに眠りこけてしまったようです。更新が朝になりましたが、それにはわけが・・・。




放課後の時間に名瀬小学校を訪ね、演奏を聴かせていただいたり質問にお答えしたり、また私からも体の使い方(関節を緩めてリズムを取りやすくする方法・息の準備と使い方・楽器なしでできる日常のトレーニングなど)をお話し、サクソフォン演奏など充実した一時間を共にしました。演奏で印象的だったのは、リズムセクションが安定していて生徒さんがしっかりそれに耳を傾けて演奏していたことでした。パーカッションは吹奏楽の心臓。皆さんが元気いっぱいに楽しんでいて、またそれが伝わりこちらまでウキウキワクワクいたしました。私が初めて楽器を手にした小学4年生の記憶はあまりに遠く正確には思い出せませんが、とにかく先輩や友達についていき運動会や演奏会に向かっていくのに必死でした。時間が経つにつれ、上手に吹けるようになりたいと向上心が生まれたり挑戦したい曲ができたりしたものです。そういう気持ちは今でも地下のマグマが沸々するごとく存在し、私を前へと走らせるガソリンです。今は、もっと曲を作った人の思いを深く理解することや音の色や形を選ぶこと・その準備を入念にすることを大学で学んだので、曲の細部に魂宿らせ、お客さんを違う世界にご招待したい気持ちが生まれてきました。日々是学び。学びたいという真剣な眼差しの小学生から私も初心に戻りました。ありがとう!

 それから車を走らせ、りゅうゆう館でリハーサルと録音をしました。家族も見学に来ていたのですが、何かと興味津々の姪っ子ちゃんたちはだだっぴろい会場を散歩したり、大きなコソコソ話したり。録音中にもうすぐ一歳の甥っ子がくしゃみしたり、バアバはお約束の居眠り。ジイジだけは孫サバクリしながらちゃんと聴いてくれていて、沈着冷静な妹は「シイイッ!(鬼顔)」とちびっ子たちをたしなめつつ、お茶の差し入れに気を回せる余裕。

 ピアノとサクソフォンの音のバランス、タイミング・強弱…最後の最後まで音作りを丁寧にし続けていきたいと思います。わたしたはすごくいいコンビに成長しています。打ち合わせしていないのに、ドレスのデザインも色違いでそっくり!コンビ結成できそうです。






今夜は NZオールブラックス対アイルランド、明日はいよいよ日本対南アフリカ戦。決戦の時がやってきました。

Have a lovely weekend!

☆旅の思い出




主人のリクエストで、ロボットレストランへ。客はほぼ外国人。徹底したロボット風エンターテイメントに、会場は大フィーバー!

☆ 久々の今日のはなちゃん

足は完治!数ヶ月ぶりの外遊び解禁にご満悦。

ゲスト:別府の猫組合夕暮れ時

旅館から必死に駅までの道を急ぐ道中、ほーのぼの猫組合の皆さん。オールブラックス戦には間に合いました!



  


Posted by AMAMINZ  at 09:23Comments(0)2019ファミリーコンサート

2019年10月17日

コンサートまで、あと10日

きゅうやうがみんしょら。洗濯物がなかなか乾きませんね。あっちに干し干し、こっちに干し干し。明日はパアッと思い切り晴れてくれたらいいのに、空を仰いでいる今日この頃です。

さてさて、今日はうちにこもりきりでコンサートのプログラム作り。このブログもそうなんですが、日本語を書ける喜びが先行し、文字で余白を埋め尽くしがち。試行錯誤、トライアル アンド エラー。
今夜は出来上がったものを寝かせておいて、翌朝またふたを開けてみることにします。

そうそう、今日は南海さんの告知が早速出ていました!なんだか100倍良いコンサートに思えてきました。早速、お二人の方から我が事務局(自宅)問い合わせがありました。「この人はハーフか外国人なんですか。」と。母「いえ、むすめですよ。」苗字がジョンストンなので、補習校の教員時代に小学一年生に「日本語上手だね。どうやって勉強したの?」と言われたことがあります。浦上と戸口のハーフですがね、生粋の奄美んちゅでございます。日本語対応、しております。
次のお問い合わせの方は、私が直接電話に出ました。貴婦人のような優しいお声の主。「あの、大人はおいくらですか」私「皆さん無料でよろしいんですよ。」貴婦人「えー、いいんですか。ありがとうございます。」感謝御礼コンサートでございます。皆さま、手ぶらでお誘いあわせの上ご来場くださいませ。




もひとつ、今夜は折り入ってお願いが・・・。当日、マオリの民謡をご一緒に歌っていただけたらと、企画を用意しております。発音は日本語とそっくりですし、耳になじみやすいメロディーです。
ただ、所々タイミングが難しいところも。こちらに、歌詞と参考YouTubeを載せさせていただきます。ご来場される方も、そうでない方も、どうぞお楽しみください。ラブソングです。昔懐かし甘酸っぱい恋の思い出に浸りながら歌える、いい曲ですよ。ぜひ、りゅうゆう館で一緒に歌いましょう。

音源:
https://youtu.be/ITee3lUKYmc

Pōkarekare ana ポカレカレアナ 歌詞 

1. Pōkarekare ana ngā wai o Waiapu
ポカレカレ アナ ナ ワイ オ ワイアプ
(They are agitated, the waters of Waiapu)
ワイアプ川の水が波立っている

Whiti atu koe hine marino ana e
イティ アトゥ コエ ヒネ マリノ アナ エ  
(But when you cross over girl, they will be calm)
少女よあなたが川を渡れば波も静まるだろう

★E hine e  hoki mai ra
エ ヒネ エ ホキ マイラ   
(Oh girl return to me)
 ああ少女よ 私の元へ戻っておくれ 

ka mate ahau i te aroha e 
カマテ アハウ イテ アロハエ  
(I could die of love for you)
死ぬほど愛しているのだから


2. Tuhituhi taku reta   
トゥヒトゥヒ  タク レタ
(I have written my letter)
 あなたに手紙を書いた

Tuku atu taku ringi 
タク アトゥ  タク リンギ
(I have sent my ring)
 あなたに指輪を贈った   

Kia kite to iwi 
キア キテ ト イウィ
(so that your people can see)
 あなたの部族の人々に

Raru raru ana e 
ラル ラル アナエ
(that I am troubled) 
  胸の痛みを伝えるために    (★繰り返し)


明日は週末、花のフライデー。さあ、やんごに繰り出しましょう!おやすみなさい。

☆旅の思い出

カップヌードルミュージーアム

アオサ取りに行った昼ごはんのお供にカップヌードルとおにぎり。壁一面に新作の歴史でいろどられていました。


自作ヌードル。絵心の程はいかに。


トッピングは4種類まで。ナルトを選ぶと、お姉さんが「一番人気でーす」と。たまごには「フワフワでーす」など、全てにアイドル顔負けのキャッチフレーズをつけてくれます。


建物のそこかしこに白い箱が。 そっとのぞけば、有益なアドバイスが。




  


Posted by AMAMINZ  at 23:40Comments(2)2019ファミリーコンサート

2019年10月16日

コンサートまで、 あと11日

きゅうやうがみんしょーらー!曇り空ですが、雨音が織りなす音楽もまた良い耳ざわりです。先日、夜中に「テンッ!テンッ!...」という粒太鼓音が聞こえるので「しまった!太鼓を持ったコビトに囲まれたか?捕らわれる...」とかなんとか寝ぼけファンタジーを作っていましたが、いよいよ雨漏りを疑い始めました。床はビチョビチョだな...タオルじゃ足りんな...まずバケツ探しから...。重い腰を上げて起き上がって現実に向き合ってみました。何てことはなく、外のバケツに雨粒が落ちている音でした。同じ雨量が続かないと、こんなに正確なテンポで叩き続けられないな...今夜は一体どれくらい降ってたんだ...などネイチャーパーカッションの秘密をさぐりさぐり、二度寝した次第です。



そんな雨模様の今日、コンサート告知の為、新聞社を訪れました。大きめの文字と鮮やかなカラー写真が魅力の奄美新聞社さん。コンサートの内容や私の思いをお伝えするつもりが、記者の方が良い切り口で質問してくださったので私自身も自分を振り返ったり学生時代や母校を思い返してみたりと、よい機会になりました。
先週は南海日日新聞社さんにもお願いしました。家族ぐるみで親しくさせてもらっていて、高校のひとつ後輩でもある記者さん。懐かしく和やかにお話しできました。記者として立派な仕事をしている彼女にただただ感心しました。コンサート当日も取材に来てくれるとのこと。当日、楽しみにお待ちしています!



今回、大変ありがたいことに龍郷町教育委員会にご後援いただく機会に恵まれました。先週ご挨拶に伺いましたら、FMたつごうの夕方の番組に出演させていただく運びに!早速11日金曜日、17:30のワンジーという町のコメディアンお二人の番組に出させていただきました。私の音楽の原点やニュージーランドに行くきっかけなどを話すうちに、どの経験や出会いも当たり前でなくありがたいことに気づかされました。

記者の方々、パーソナリティの方々、運営されている方々、本当に言葉のキャッチボールが絶妙です。私はうまく投げ返せたでしょうか...一生懸命、直球ストライクでお返しいたしましたので、新聞の掲載日を楽しみにお待ちしています。告知のご協力に厚く御礼申し上げます。

道がぬかるんでいますので、足元に気をつけられて良い晩をお過ごしください。

☆小さなお客さん
朝に夕に本読みタイム。あれ読んで、これ読んで。でも、ラグビーの試合終了10分前にネダラレた時には...まいりました!




☆旅の思い出
柳川の川下り
船頭さんの童謡が涙腺にきました。この日もしっとり雨模様、でも植物が潤っていてきらきらしていました。


途中、アイスやお菓子の売店が!お昼のウナギが...迷う間なく過ぎました。













  


Posted by AMAMINZ  at 19:49Comments(0)2019ファミリーコンサート

2019年10月15日

コンサートまで、あと12日

ただいま、奄美の皆さん!お元気ですか?2年3ヶ月ぶりに帰省しています。

自然の威力には太刀打ちできない、そう驚愕させられた台風19号でした。亡くなられた方々のご冥福と被災された方に対して心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復旧で安心した日常の生活が戻せることを祈ってやみません。

そんな中、ラグビーワールドカップ日本代表が大快挙を成し遂げました。あの粘り強さと冷静さ、何よりチーム力に励ましてもらったのは私だけではないと思います。私は、偶然にもNZの近所の居酒屋「海鮮居酒屋あじみ」で日本代表選手に出会いました。あれは8月半ば...「いつも応援していますっ!サインください!(いや、まだいい言い方があるかな...)」とモジモジ話す練習をしているうちに、主人に「そっとしてあげなよーせっかくの夕食時間だから。」と制止され、諦めました。中には数名の外国出身の選手も。流暢な日本語に驚き、お刺身やビールを手際よく注文する様子を見て感心しました。彼らの心や立ち居振る舞いは日本人そのものなんです。テレビで試合を見てもわかるように、フィールドに一礼、会場のお客さんに一礼。国歌も真剣に歌います。

礼といえば、先日も奄美の実家の近所でのこと。横断歩道で止まった際、渡り終えた小学生が帽子を取って一礼するではありませんか。また、ガソリンスタンドでは、入車から出車まで、ご丁寧に誘導や様々なサービスがあり、気分はまるでプリンセス。私など、ガソリンだけ入れては申し訳なくなり、「何か買わんばいかん!」とキョロキョロしてしまいました。数日奄美に来ていた主人は、毎度このガソリンスタンドの従業員の方々には脱帽だと、用もないのに、その美しい働きぶりをじっと見つめていました。
ああ、私は日本人なんだな、礼に始まり礼に終わり、礼節を重んじることの大切さを四十過ぎてからも改めて感じているなあ...としみじみ新鮮さを味わっています。

さて、先週からコンサートへ向けてリハーサルが少しずつ始まっています。ピアノを担当してくださる先生と一緒に「曲を熟成」させているところです。ひとフレーズ、一音、どう弾くか鳴らすか。もう部活みたいで楽しいんです!また、音楽というのは不思議なもので、その日その日で、微妙な違いが出てきたりピアノや会場によっても違う表情を見せてくれます。リハーサルはあくまでもタイミングや感触の慣れのためにあり、当日は当日で来てくださるお客さんも音楽作りに参加されるので、それが私をワクワクさせます。これからコンサートまでカウントダウンをしてまいりますね!よろしければ、お付き合いくださいませ。


☆ 小さな応援団
妹宅にお邪魔し、奄美の何気ない日常の旅を楽しんでいます。
練習をしていると、お母さんと出かけずに私とお留守番すると言い出したまゆちゃん。ずっと側で積み木遊び。そのうち吹かせてー、と。3歳、でも本人は私と同級生くらいの気持ちでいますから、大人扱いで褒めています。


またまた、翌日の練習中に別のお客さん。お姉ちゃんのあやちゃん。

ピィーとなりました!さすが5歳。二人とも興味津々です。「ともみーレンシュウせんばー、はやくー」と尻を叩く役割。可愛い応援団は、毎日ちょこちょこ励ましてくれています。

さて、今からいよいよ「いきゅんにゃかな」をアレンジしたアンサンブルのリハーサルに行って来ます。どんなサウンドになるか、楽しみです!

まだまだ蒸し暑い日が続きますが、朝夕は涼しくなりました。寝冷えなどなさらないように御自愛のほど...また明日。

追伸: 旅の思い出

今回は香港経由で福岡着の便で日本に来てみました。空港から直行、キャナルシティのラーメンミュージーアム。元祖豚骨久留米ラーメンを食べました。繊細な味付けに舌鼓がポポンポンポーン!











  


Posted by AMAMINZ  at 22:07Comments(2)2019ファミリーコンサート

2019年09月09日

コンサートのご招待

「あなたのホームタウンは、台風大丈夫だった?」NZでも日本の台風が報道されていて、友人から連絡がきます。毎年のことといえども、海の向こうはいつも気がかりです。

さて、試行錯誤を重ねに重ね、人生初ソロコンサートのポスターをお披露目する時がやってきました。




今回は、大感謝祭です。転校生だった私を吹奏楽部に誘ってくれた友人。楽器を指定してくださった先生。楽器のことを何も知らない私に、初めて持ち方を教えてくださった先輩。指遣いを丁寧に教えてくださったり、一緒に遊んだり。休みの少なかった部活で、束の間のタナガ取りやお弁当タイム、おしゃべりを楽しんだ友達。部活を立ち上げたり少人数でコンクールに出場した中高時代。楽器を一生使うようにと一番いいものを買ってくれた両親。他にも多くの皆さんが今の私を育ててくださいました。(途中長くブランクがありましたが...) 私が子ども時代から時間を共にしたお一人お一人にお礼を申したくても、ご連絡先が分からずにいます。もし、お時間がありましたら10月26日土曜日14時のコンサートにお越しください!

今回は「ファミリーコンサート」という形にしました。もちろん、演奏は静かに行儀よく聴くものですが、音楽は楽しいと思えば踊ったっていいし、歌ったっていいわけです。「あ、この曲、聞いたことある!」と隣の人とちょっと話す自由さがあってもいいかなと。「お母さん、トイレ...」と会場を抜けても私はそれを尻目に、また違った演奏をしても面白いかな、と。こういう家族に親切な形態をNZではファミリーコンサートいいます。
10年20年後、来てくれた子どもたちが思い出してくれるようなワクワクしたものにしたいです!

☆今日の花ちゃん

最後の治療日。餌なんて目もくれず、マッサージを受ける花ちゃん。驚異的な回復にお医者さんもびっくり。早くお外に出たいのよ、そんな強い意志を感じます。


夜9時からはビールっ腹クッションの上に鎮座。可愛いさアピール、私は肉球の治り具合をさっとチェック!

  


Posted by AMAMINZ  at 18:08Comments(0)ふるさと

2019年09月02日

NZ便り ポスターに頭をもたげる...

「くあればらくあり、らくあればらくあり」の九月。パラパラと日めくりカレンダーの如くに時間が過ぎて行きます。
今年もお茶の先生からフリージアをいただき、「ああ、春だ、父の日だなあ」と亡き義父を思い活けています。(NZは今日がファーザーズデー)


(花ちゃんのお父さんのお祝い。日本人経営の居酒屋。なんと椅子が焼酎ケース!)


実は今、必死に錆び付きかけた日本語を駆使して、コンサートのネーミングや紹介など作成しております。この作業、少々気恥ずかしいのでございます。「是非来て下さーい!」なんてアピールするわけですから。生まれつき非常に内向的で繊細な私は、このアピールという専門外の行動を、人生の挑戦と腹をくくり真剣に成し遂げようと気張っております。今週中には...(前回も同じようを宣言した気も...) 刷り上げて街中、あちこちで見られるように親・親戚・姉妹に頼み込み、貼ってもらいます。

演奏は勿論ですが、島のみなさん、特に学校に通う若い生徒さん達に伝えたいことがあるのです。半分、トークショーでございます。行きたいと思っているそこのあなた。良かったらあと2人お友だち誘っていらしてくださいな。そのまたお父さんお母さん、近所のおじさんおばさん、学校の先生にも話てみてください。☺️

再来週は、私たちトリオに曲を書いてくれた作曲学科の学生の為にレコーディングをが行われます。せっかくなので、貴重なこの機会に他の曲もレコーディングしようと。そして、13日の金曜日には私が日本に帰る前にと「試運転」という名のコンサートを強行いたします。これは身の丈180cmフルート奏者クレアの自宅スタジオで行われ、ワインやチーズ・寿司(私手製)などつまみを伴う、ツアー前予行演習です。片道4時間(全路線ほぼ時速100km)運転するのが最大の難関...。きばれー私!✊

☆今日の花ちゃん
肉球の傷が日に日に小さくなり、弱っていた足の筋肉も徐々に回復してきました。リハビリに行ったら、こんなほっこりフラワーアレンジメントが!


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Posted by AMAMINZ  at 06:15Comments(0)