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2021年10月28日

㊗️ 朝日中学校吹奏楽部 全国大会銀賞‼️ 報告演奏会のお知らせ  勝手に応援団 From New Zealand

よねやうがみんしょーらん。 世界自然遺産登録、大島高校野球部県大会優勝、そして、朝日中学校吹奏楽部全国大会出場。島の財産は県、九州、日本、世界の宝です。皆で守りたい、大切にしたい、継承したいものが奄美から一気に表出した2021年ですね。

 朝日中学校吹奏楽部 全国大会 銀賞、おめでとうございます!!!
 10月23日土曜日、ニュージーランドのお昼1時過ぎに朝日新聞のオンライン配信で本番の演奏を拝聴いたしました。デジタル機器や通信技術の進歩にこれほど感謝したことはありません。まるで会場で聴いている錯覚を覚えるほど、リアルに演奏を聴くことができました。隣で聴いていた主人は、最後は涙目で拍手を送っていました。私は懐かしい制服を見ますと、どうしても自分が中に入って演奏している気持ちになってしまいました。学生のうちは全国大会の夢に届かなかったものの、後輩たちが大舞台で堂々と演奏する姿を見て本当に誇らしく感じました。13人の大アンサンブル。どの学校の奏者よりも、自分の音楽に責任を果たした朝日中学校吹奏楽部の生徒さんが一番輝いていました。

 漢字「銀」の「艮」は変わらないという意味で、「銀」とは錆びない金属を意味するという説があります。今回の賞は、『銀』の方がフレッシュで常に前向きな気がします。「ベスト選曲賞」「ベストソリスト賞」「ベスト木管賞(パーカッション、金管賞、他それぞれのパートごとの賞)」「ベスト指揮賞」「審査員特別賞」「ベスト観客賞」などなど、金銀銅の他にも賞があっても良いのではなど、考えました。(実際、ニュージーランドの全国大会は賞の垣根を超えて、各団体や個人、パートの優れた点を評価するシステムがあります)このコロナ禍で、県大会から全国大会を目ざした一人ひとりの皆さんが主役です。

 さて、全国大会の感動が再び、保護者の方から素敵な招待状をいただきました。「全日本吹奏楽コンクール出場記念 報告演奏会」11月6日土曜日 奄美文化センターで18:30開演で開催されます。
 私は、夜22:30にテレビの前で観させていただきますね。せっかくですから、ニュージーランドや世界の吹奏楽ファンや学校、団体の皆さんや友人にもお知らせして楽しんでもらおうと思います。
 私が子どもの頃、やはり文化センターで素晴らしい演奏に触れたり、奏者を目にする機会が多くあったことが、今の人生に大きな影響を与えています。当時、そのような企画をしてくださった市の教育委員会に深く感謝申し上げます。幼いお子さんや小中学生は是非会場やオンラインで全国レベルの演奏や真摯に演奏をする島の子たちを観て聴いて頂き、心のひだに音楽の素晴らしさを感じる機会に触れることを願っています。

感動は収まりませんが、こちらに保護者の方から頂いたご案内を掲載させて頂きますね。☺️
㊗️ 朝日中学校吹奏楽部 全国大会銀賞‼️ 報告演奏会のお知らせ  勝手に応援団 From New Zealand



㊗️ 朝日中学校吹奏楽部 全国大会銀賞‼️ 報告演奏会のお知らせ  勝手に応援団 From New Zealand




㊗️ 朝日中学校吹奏楽部 全国大会銀賞‼️ 報告演奏会のお知らせ  勝手に応援団 From New Zealand






壮行演奏会の際にはなむけの言葉をお送りしました。あまみエフエムの渡陽子さんが一生懸命代読してくれた姿が微笑ましく、楽しくYouTube配信を拝見いたしました。
また、先日いつも大変お世話になっている友人のお母さまが、奄美新聞に私の挨拶が乗っていると切り抜きを実家に持ってきてくれたそうです。奄美新聞社さん、取材された記者さんに心より御礼申し上げます。推敲を重ねて、感動や昔懐かしい思いが果てしなく溢れてしまい、自分で締切を設けて保護者の方にお送りしました。全文をこちらに掲載させていただきますね。良い週末をお過ごしください。

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きゅうや うがみんしょうらん。皆さまにおかれましては、スポーツや芸術、味覚の秋を満喫されていることと存じます。こちらは、ちょうど春爛漫の季節を迎えたところです。
私は、初代朝日中学校吹奏楽部員のジョンストン(旧姓 有田) 優美(ともみ)と申します。現在、ニュージーランドにてサクソフォン演奏や音楽教育活動、ニュージランドサクソフォン協会の会長をさせていただいております。

朝日中学校の皆さん、全国大会出場、誠におめでとうございます!!1分半ほどですがYouTube で九州大会の演奏を聴くことが出来ました。すぐに、「神は細部に宿る」という言葉が浮かびました。音の形や流れ、色彩溢れる音色が鮮やかに感じられ、もっと聴いていたいと思わされる素敵な演奏でした。フレーズにはそれぞれ物語があり、演奏しているというより踊っているような躍動感も伝わってきました。また、紬の糸のように縦に横にと美しい絹の音がつむがれていました。初めて聴いたはずなのに、そこに奄美のリズム感や慣れ親しんだ風景が見え、懐かしさを覚えました。まさに、14人の大楽団です。本番では、先生を信頼し仲間と息を合わせ、舞台を楽しんでくださいね。オンライン配信で聴けることを心から楽しみにしています。

本日は、会場にお集まりになった朝日中学校吹奏楽部ゆかりの皆様に、立ち上げ当時を振り返ってお話をさせていただきたいと思います。

私が入学したのは平成2年で、当時は体育系の部活しかなく、何となくソフトテニス部に入部しました。ところが、小学生のころ年に360日くらい楽器を吹いていたものですから、テニスボールが音符に見え、ボールを打つ音はリズムを刻む太鼓に聴こえるほどで、実際は上の空状態でした。そうしているうちに、同じ思いを抱いていたのでしょう、友達から吹奏楽部を一緒に立ち上げようと誘われました。そして、歌が専門の音楽の先生に、顧問になってくださいと懇願しました。新入部員獲得に精を出したり、自主的に曲決め会議をしたり、より良い部になるために熱心に話し合いをかさねました。中学三年時のコンクールは19人で初出場、結果は銀賞でしたが、最高に嬉しかったのを覚えています。また、今の校舎は当時新築で、卒業前にようやく完成し、皆で真新しい音楽室に楽器を運んだことが昨日のように思い出されます。どんな後輩が入ってくるかな、どんな曲を演奏するかななど、まだ見ぬ未来に胸が高鳴っていました。卒業後、自分や後輩の場所を作りたいという思いに駆られ、大島高校にも吹奏楽部を立ち上げました。こうして私の開拓精神は育まれ、気が付けば海外に身を置き、行き着いた場所はやはり音楽の道でした。朝日小中学校吹奏楽部で培われた経験が私の生きる原動力になっています。今、全国大会を経験できる生徒の皆さんの未来を思いますと、もっと面白いことが待っているようで楽しみですね。

最後になりますが、これまで中学生時代に練習に励んできた一人一人の生徒の皆さん、影に日向に日々支えてくださった保護者や地域の皆様、顧問の先生、教職員の方々や校長先生。そして全ての歴史の結晶が「全国大会出場」という実を結んだこと、心よりお祝い申し上げます。コロナウイルス感染拡大により、芸術・文化活動が制限される昨今、全国大会の吉報に大きな希望を与えていただきましたことに深く感謝申し上げます。


朝日中学校吹奏楽部の皆さん、
Now,it's your time to shine, do your best!
今、あなたたちが輝く時です。ベストを尽くしてくださいね。

初代吹奏楽部員
ジョンストン 優美



Posted by AMAMINZ  at 20:19 │Comments(0)

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