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2011年01月31日

NZ X'mas旅行記~レシピ~


1月1日は、主人の叔母さん宅に泊まり、親戚宅も訪ねました。NZ定番のスコーンとクリスマスケーキが出ました。日本でいうクリスマスケーキはスポンジケーキが主流ですが、こちらはフルーツケーキにアイシングをしたもののことを指します。
これは、何と主人の先祖から伝わるレシピというのです。義父と叔母さんの従姉妹が出版した分厚い本を見せてもらいました。彼女は初めてエベレストに登頂したエドモンドヒラリーとも交友があり、彼の伝記も書いていたことを後でしりました。
 その本の最後に、義祖父を含む家族写真が載っていました。(左端のラグビーソックスが義祖父)
 

 家庭の味を一冊の本に写真つきでまとめたスタイルです。思えば、義母は自分の家族の味をそのまま持ってきており、義父側の味や親戚付き合いもあまり知りません。義父がそういう感じなので、叔母さんが積極的に家族や先祖代々の遺品を扱ったり、スコットランドまで足を運んで先祖のルーツを尋ねたりと熱心です。事あるごとに、私たちに色々な話を聞かせてくれます。


 スコーンやケーキは絶品でした。パクリパクリと2、3個一気にいただきました。私たちをこのような粋な計らいでもてなしてくださって、とっても嬉しかったです。正月から、まるでご先祖様に「日本から来た、そこの嫁。先祖代々の味、守ってくれしょりよ」(いつの間にか方言?!)と言われている気がします。努めてそうしたいと思います。
  


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2011年01月26日

(NZ X'mas旅行記~クリスマス~


 こんにちは。前回の続きです。こちらは、「NZのへそ」と言われるところからです。ネルソンに丁度いちしているので、観光客がせっせと急な坂道を登り特別感一杯の気持ちになるのです。私もその一人です。
  

 24日は、ネルソン市役所が開催する「クリスマスキャロル」へ足を運びました。階段を上った丘の上に教会があり、私たちは毎年階段の手前に場所を陣取るのですが、今年は音楽隊・合唱団より上の、つまり階段の途中で陣取ることになりました。コインの寄付と引き換えにろうそくをもらいます。暗くなってからお隣同士に座ったお互いが、何となく火をつけ合い始めます。キャロル歴5回の私は曲も大体覚えてきました。皆で歌うって、いいもんです。途中、MC役のおじさんが(多分偉い人)、少し酔い気味でジョークを飛ばしつつ進めていくのも、味があっていいものです。

 クリスマスの日は、夕方からそわそわと準備を始めます。家庭によっては、お昼ご飯時にビーチに行って家族で泳いだり遊んだりしながらピクニックを楽しむところもあります。お昼にラビットアイランドというビーチへ友人家族を訪ねると、おじさんおばさんがビキニで迎えてくれました。子どもたちは今泳いだばかりという格好でタオルに巻かれていたり、女の子はお人形とヘアケアセットで遊んでいたり・・・。私たちはワインをいただいてしばしお喋りをして立ち去りました。
 実家はホテルをしているので、クリスマスのお祝いは夕方からです。クリスマスツリーの下にプレゼントを置いて、「プレゼント奉行」のようなことを主人がしました。「えっと、これはお父さんに!」などと箱にかかれた名前を読み上げ、その場で中身を披露し色々とお喋りするのです。私は主人からカントリー風裁縫箱をいただきました。義母からは、オーストラリア旅行で買ったという色違いでおそろいの服をいただきました。(前は全くおそろいだったのですが、今回は色違い!)両親や叔母さんからガソリンバウチャーをいただいたので、旅におおいに利用させていただきました。
 お祝いは、前菜がシーフードカクテルで、ディナーはローストと温野菜添えです。一度、七面鳥が出たのですが、満足いたしました。その後は色々とローストが並んだほうが楽しいということになり、メニューは変更されました。
 ディナー前に、Kauriさんとミニコンサートをしました。用意してあったものと、前日のキャロルを思い出して即興で演奏すると、家族みんな大喜び。楽譜はあればあったでいいものですが、なければないで気楽ということが分かり、今後のユニット活動に生かされるなあなんて思ったところです。
 夜が深まるまで飲んだり食べたりしゃべったり・・・時間が過ぎていきました。
 

そうそう、毎年、私たちはクイーンの演説を欠かさず見ます。ニュージーランドはイギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国なので、時折ロイヤルファミリーの話が聞こえたり放送があったりします。王子の結婚を喜ばしく思っていらっしゃるのが印象的でした。
 と、毎年毎年家族の伝統行事は行われます。お正月はとりわけ特別感はありません。大晦日にカウントダウンを派手にすることはありますが、紅白歌合戦や年越しの料理がとても懐かしいです。一度は日本に帰って過ごしたいです。そう初めて思ったこの年末でした。
  


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2011年01月21日

NZ X'mas旅行記~ウェリントン~


 明けましておめでとうございます。ご無沙汰しっぱなしです。
 奄美では湯湾岳で雪が見られたとか・・・!寒いんですね・・・。こちらは、蒸し暑い日が2,3日あったくらいで、朝夕は涼しいです。暑さに弱くなっているかもしれません。

 さて、主人の実家南島北端のネルソンへの帰省と旅行紀をおおくりします。同じ職場のKAURIさんもご同行で、盛り上がりました。

 上の写真は首都ウェリントン。政治の中心はこちらです。いつもは風がとても強く、ご機嫌斜めな日も多いのですが、この日は快晴。「いつも怖い先生が、今日は笑ってる」と嬉しいみたいな。そんな気分でした。これは、ケーブルカーの途中から撮影したものです。


 12月22日にオークランドを出発して、休憩を入れながら10時間ほど南にくだっていきました。宿泊は、郊外で宿をとり、夕食と夜の景色を眺めに車を街まで走らせました。24日に船で南島に渡る前に、少し、街を練り歩きました。船が1時間遅れてくれたお陰で、もう一時間ぶらぶらすることができたんです。これは、駅です。ランチを買いに中へ入ると、スーパーマーケットがあり、さすがキャピタル!と思わせるような美味しい惣菜がそろっていました。オークランドもいいけど、ウェリントンは色々こじゃれています。

 街を歩くと、ストリートパフォーマンスをする人々を見かけます。この日は、23日なだけあって、ソルベーションアーミーというクリスチャンの団体が催す、プチキャロルコンサートが。安定した落ち着いた演奏。もう、何年も、何十年も吹いている、そんな奏者もいるような。。。雰囲気がとてもよかったです。 


 1時間遅れでやっと出航した船からの写真です。地図を見ると分かるのですが、ウェリントンを出てピクトンという南島の港に着く前にもマルボロサウンドという入り江の間をどんぶらっこっこと進んでいくので、水の美しさとカーテンのように重なって見える風景を楽しむことができます。といっても、私は、本を読むのに夢中で甲板すらでませんでしたが。。。主人はあきっぽ性格なので、時折うろうろしてはカメラのシャッターを押していました。

 次は、クリスマスです。  


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