2010年04月16日
癒しアイテム

義理の両親宅へ帰ると、折り目正しく寝室やその他諸々が行儀よく私たちを迎えてくれます。少しくらいだらっとよれっとしていても構わないと思うのですが、小さなホテルをやっている職業柄かそわそわするくらいきちんとしているんです。それが癒しに変るまで3年以上もの時を要しましたが、(一応罪悪感に駆られてみたりして)家族でもホリデーで訪れたら「客」として迎えられる振る舞いを(つまり、遠慮など問答無用)身につけるのがマナーのようなので、遠慮なくくつろぐのが上手になりました。この前まで黄色と青を基調としていたのに、いつのまにかラブリーなストライプとバラ柄のカーテンに変っていました。ああ・・・慣れない・・・可愛すぎる、ドキドキする・・・分かります、分かります。義理母は娘が欲しかったんです。(結婚10年目に主人を授かった後、子どもは出来なかったとのこと。)私は余計なことを考えず、彼女のささやかな夢にお付き合いして差し上げるのもいいじゃない、という理由のもと、実家に帰ってもほとんど眠気にしたがって甘えっぱなしという生活でした。ちなみに義理母は私に自分と同じTシャツをお土産に買ってきたりします。3着ほどあります。お洒落だからいいのですが、これ・・・今日かぶった・・・といちいち二人で笑っています。とにかくぐうたらな嫁姿を奄美の母親が見たら説教されそうですが、マナーはマナーですから・・・NZって楽ちんでございます。

NZ人はカフェが大好きです。朝食の後歩いてすぐの「ビーチカフェ」に毎日で向きアールグレーティーと、子どもの摩訶不思議な行動ウォッチングを肴に楽しんでいました。メニューに「べビチーノ」といカプチーノのミルクを泡だけをエスプレッソのミニカップに盛っただけの100円程のメニューがあって、一人前にすすってるんです。鼻の下にミルクひげをつけながら。子どもの1,2歳の差は大きく、遊具は年功序列。回転する遊具など、「Faster(ファスター)×30」何度もピーピーいう4歳児の輪に入れない3歳児。しかしそこに7歳児巨人がやってきて要望どおり凄い勢いで周りはじめ、怖気づいて「降ろして」コール。まったく面白いやりとりです。

ビーチに下って、オイスターキャッチャーという名の鳥がうつむいてばかりいたので、パシャリ。名前のとおり牡蠣がいたらたいそうなご馳走なんでしょうが、アサリくらいしかいないので、量で勝負といったところです。とことこ、とことこいつか牡蠣にありつけるのを夢見てか諦めの境地で今を満足してか、どことなくどうでもいい感が漂っている感じでした。
寝室なんて、お茶なんて、鳥なんぞ!日本にいたときには全く興味がなかったのに、どうしたものか3年もの年月が私を変えてしまったようで、癒しアイテムは必須になりつつあります。
Posted by AMAMINZ
at 19:43
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