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2012年02月15日

ふるさと小包便


2月も中旬を過ぎ、逃げるように3月へ一目散の雰囲気です。

1/6に奄美を船便で出た小包は、遥々太平洋を下ってニュージーランドまで到着しました。約40日かかります。
真夏のニュージーランドでは、出番は暫く後になりそうですが、カイロ•腹巻•靴下•ネックウォーマー等モリモリっと入っていました。
ジャガ豆•イリコの佃煮•美ら海の塩•乾燥モズク…日本に居れば当たり前に口に出来ていたのも、ここでは貴重品。
旦那は、「あいかな ガジャ豆」をボリボリ貪りながら「Muuu!Muuu!」と汽笛のような裏声で美味しさを噛み締めている所です。
小包が届き、開ける楽しみの一つに、箱の底と表明に敷かれた奄美の新聞があります。お気に入りページは…



なかなか捨てられません。

〜最近の小日記〜

6月に行ったTeppanyaki Bowz でバレンタインデーを祝うと、スペシャルデザートが出て来ました。チョコムースのアイスクリーム添え。星型クッキーにベリーソースとブルーベリーが彩られ、程良い甘さで満たされました。


一週間前、友人の友人で俳優の人が会いたいというので、西の町に向かうと、アートな空が目につきました。鱗雲?羊雲?
本題は「日本語訛りの英語を教えて欲しい」とのこと。私の頭をクエスチョンマークがゾロゾロと行列をなしたこと、間違いなし。????…つまり、JapaneseEnglishアクセントを話してみせろと。舞台があって、何やら色々な時代、色々な物語から女性が1980年代に集合して、様々なおしゃべりが繰り広げられるらしいのです。役者であるナンシーさんは、マオリとヨーロッパ人の両親を持ち、日本人と言っても通用しそうな顔立ち。とにかく、フラットに、RやLは濁さずクリアに発音してと曖昧なアドバイスをしました。Beerはビーアーじゃなくビールとか、Waterはウォーターとか

そんな訳で彼女の役柄は、12世紀から来た後深草院二条(ごふかくさいんのにじょう)。「とはずがたり」の作者で、ちょっと変わった女性、だったよなあ…と超久々に古典の授業を思い出した所です。当時の人の仕草、視線、笑い方、泣き方(皆でお酒を飲んだときに、昔を思い出し、恨みがましく泣くシーンがある)等大河ドラマや映画を思い出し、その理由や当時の女性の地位や服装、心情等、出来るだけ話しました。空も不思議ですが、話した内容も不思議な晩でした。



最後にデザートのテーブルの写真です。パーティー好きのニュージーランド人は、事あるごとにパーティーを催します。この日は91歳になる女性が、これまた映画出演したからと、上映を兼ねてランチパーティーに招待してくださいました。
クラッカーとチーズにワインから始まり、サラダ•ハム•ミートローフ•ロールパン…そしてデザートです。

気になる映画は、カンヌ映画祭にショートフィルムとして出品したそうです。高齢者向け施設で暮らすジョイスは看護婦に「メールを娘に送りたいから手伝って」とお願いします。携帯電話のロック解除から始まり、かなり長い時間をかけて打ちます。「届くかしら…」そうジョイスは心配して最後に送信します。看護婦さんの鞄から着信音が鳴るという話です。

91歳のこの方、なにが凄いかと言いますと、車の運転は当然、料理もパーティーの頻度もかなりのものなんです。さらに、CMや映画に出る女優活動まで。脱帽です。
パーティーのいいところは、色々な職業や年齢層の人との出会いです。親日家の方が多く、日本に関心を持ち、親身に何でも耳を傾けてくれます。

そんなこんなの真夏の日々です。今週末は泥んこキャンプ、翌週はジャパンデー、すぐに研修と目まぐるしい毎日ですが、出来るだけ人との会話や出会いを楽しみたいなあと思う今日この頃です。

おまけ。ニュージーランドでチョコレートと言えば、これですね。濃厚ミルクがたまりません。


  


Posted by AMAMINZ  at 17:57Comments(2)ふるさと